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フランス映画と検索すると、検索予測に「やばい」との文字が。
確かにフランス映画にはやばいと言われるようなクレイジーな作品が他の国の映画に比べて多いです。
今回はフランス映画オタクの筆者がクレイジーでやばいフランス映画を集めてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
フランス映画はやばい?
フランス映画は実際やばいと言ってしまうくらいの作品がたくさんあります。
具体的には、家族と観たら気まずくなるような濡れ場の多い作品や、主人公がはちゃめちゃ、作品全体がカオスな映画など…
だからこそ面白く、フランス映画のやばさこそがフランス映画らしいとも言えます。
しかし、トラウマになってしまうほどクレイジーな作品もあるので、これから紹介したいと思います。
フランス映画が”やばい”理由
ではなぜフランス映画をやばいと感じてしまうのでしょうか?
大きく3つの理由が考えられます。
- 万人受けを狙っていない
- ユニークなことが好きだから
- 性におおらか
万人受けを狙っていない
フランス映画では基本的に芸術性に重きが置かれています。
万人受けを狙ったような作品ももちろんありますが、誰もが理解できる作品というよりは、本質に迫ったアーティスティックな作品が多く作られがちです。
ユニークなことが好きだから
フランスは「自由の国」というイメージがあるように、映画の中でも自由でな表現が尊ばれます。
またフランス人は個性的、独創的なものや、ユーモアも好むことと関係しているかも知れません。
ユニークなものを愛するからこそ、唯一無二の作品に仕上がります。
性におおらか
フランスと言う国は他の国に比べて、とても性におおらかです。
なので、映画でもそれほど躊躇することなく、過激な性描写が差し込まれることがよくあります。
フランス映画過激なベッドシーンがある究極の官能作品7選。見たらトラウマ? ”やばい” 問題作5選
ホーリー・モーターズ
監督: レオス・カラックス
ホーリー・モーターズはフランス映画の鬼才・レオス・カラックスの作品。
エピソードごとに分かれたオムニバス映画のような作品で、一番「やばい」シーンを挙げると、メルド(フランス語でクソと言う意味)と言う人間の姿をした怪物が花をむしゃむしゃ食べてしまうシーン…
花だけでなく、ドレスや紙幣、なんでも食べてしまいます。
この怪物はさまざまな監督が東京を舞台に描いた映画「TOKYO」にも出演し、日本の街を荒らしていきます…
あらすじ
夜明けのパリ。大富豪の銀行家、オスカーは、白いリムジンの中で謎めいた変身の始まりを迎える。セリーヌの運転手席に身を委ね、オスカーは豪邸から離れ、都市の謎めいた闇へと向かう。車内で一変し始める衣装、そして橋の下での変身。そこには、かつての大富豪の姿はなく、代わりに現れたのはみすぼらしいホームレスの女性。彼女こそが、オスカーが新たな人生の舞台裏に潜り込む手段なのだ。物語は怪しげな怪人メルド、冷徹な殺し屋、そして死の床に臨む老人へと広がりながら、オスカーはさまざまなキャラクターへと変身し、人生の断片を演じ続ける…。
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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ
監督: セルジュ・ゲンズブール
監督を務めたのは、様々な肩書きを持つアーティストとして有名なセルジュ・ゲンズブール。主演はその妻でフランスを代表する女優ジェーン・バーキン。
「ポルノ映画まがい」と上映開始当初は批判があったほど官能色がかなり強い作品で、モチーフとなった同名の楽曲は性交中の女性の喘ぎ声を録音され、当時のローマ法王を激怒させたほど、物議を醸しました。(にもかかわらず、全世界で大ヒット。今でも人気のある楽曲。)
映画もイギリスでは上映禁止となり、日本でもすぐには公開されず、露骨な描写には修正が加えられて8年後にようやく公開された曰く付きの問題作です。
あらすじ
ゴミ処理の仕事で生計を立てるクラスキーとパドバン。彼らは町から町へと転々としながら、仕事仲間以上の深い絆で結ばれている。ある日、彼らが立ち寄った小さなカフェで、ボーイッシュな雰囲気を纏ったウェイトレス、ジョニーと出会う。クラスキーとジョニーは互いに惹かれ合うが…。
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マドモアゼル
監督: トニー・リチャードソン
マドモアゼルはフランス映画の中でもトラウマになるレベルで「狂気」に圧倒される作品です。
ジャンヌ・モロー演じる主人公の女性教師の観てもいられないほどのサイコパスさに加え、エロティックな描写もあり、ある程度覚悟を持って観るべき映画です。
また、今では考えられないような動物虐待シーンがあるので注意が必要です。(筆者はもう観ません。)
あらすじ
フランス中央部の小さな村に住む女教師マドモアゼルは、ある日村にやって来た野性的な魅力を持つイタリア人マヌーの勇敢な姿を目撃し、惹かれ始める。一方で村に相次ぐ異変を、村人たちはマヌーの仕業だと疑う。しかし、真の犯人は誰もが予想だにしない場所に潜んでおり…。
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ラストタンゴ・イン・パリ
監督: ベルナルド・ベルトルッチ
ラストタンゴ・イン・パリは「ラスト・エンペラー」で有名なベルナルド・ベルトルッチ監督の問題作。
物議を醸したのが、主演のマーロン・ブロンドのヒロイン役マリア・シュナイダーへのレイプシーンで、マリア・シュナイダーにはレイプシーンがあるとは告げずに、撮影が行われたことが後になってわかり、ベルトルッチ監督への批判が集中しました。
その後に、ベルトルッチ監督は「シュナイダーは事前に強姦シーンがあるのは知っていて、知らせなかったのは行為中にバターを使うという演出だけだった」と語り、実際は行為も行われなかったと反論。
真相は分かりませんが、マリア・シュナイダーはこの映画がきっかけで心を病んでしまったのは事実で、一線超えてしまったといった感じがしますね…
あらすじ
凍える冬の日、孤独な中年男ポールは、アパートの空き室で出会った女性ジャンヌを衝動的に犯してしまう。ジャンヌは婚約者を抱えながらも、アパートで再び燃え上がる関係に引き込まれる。愛と欲望が絡み合い、やがて禁断の情熱と運命の歯車が、二人を深い闇へと誘う―。
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ピアニスト
監督: ミヒャエル・ハネケ
鬼才・ミヒャエルハネケ監督がエルフリーデ・イェリネクの同名小説を映画化。
カンヌ国際映画祭では3冠を獲得した作品ですが、とにかく主人公の女性教師がやば過ぎます。
母親に対して暴力を振るったり、序盤からおやっと思うシーンがあり、生徒の青年にキスを迫られてからというもの、女性教師の倒錯した性癖があらわに。
そして衝撃的すぎるラスト。あらゆる意味でやばさが堪能できる映画です。
あらすじ
ウィーン国立音楽院のピアノ教授であるエリカ。彼女は厳格な母親との二人暮らしで、40歳を超えても未婚のままだった。ある演奏会で、エリカは青年ピアニスト、ワルターに出会う。彼の才能に引かれつつも、エリカは気になる感情を抱き始める。ワルターの執拗なアプローチは続き、ついには彼女の秘密が明らかになる瞬間が訪れる。
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やばいフランス映画に圧倒されよう。
いかがだったでしょうか。
フランス映画にはやばい!と言えるほどクレイジーな作品がたくさん。
今回ご紹介した作品は特に「やばい」作品なので、ぜひ一度鑑賞してみてくださいね。