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パリを舞台にした映画をお探しではありませんか？
パリを舞台にした作品は新旧問わず多く、どれを観るか迷ってしまうと思います。
今回は花の都・パリを舞台にした作品の中から、フランス映画オタクの筆者がおすすめの10作品を厳選し、ご紹介します！
パリが舞台の名作映画は？
パリは芸術の都であり、華やかなイメージがあるため、映画の舞台になることが多いです。
自国フランスだけでなく、ハリウッドなど他の国の舞台地としてもよく、
そんなパリを舞台にした名作映画を以下に挙げていきます。
ミッドナイト・イン・パリ
パリを舞台にしたウディ・アレンの名作。20年代の芸術家たちが大集結。
監督: ウディ・アレン
ミッドナイト・イン・パリはウディ・アレンの大ヒット作で、パリを訪れた主人公が1920年代にタイムスリップし、サルバドール・ダリや、ヘミングウェイ、ピカソなど芸術家たちとの交流を描きます。
よくありがちなストーリーにも関わらず、ウディ・アレンの手にかかれば、なぜかクセになる面白さで、パリの街を朝から晩までスクリーンを通して堪能できる贅沢な映画です。
あらすじ
ハリウッドの脚本家でありながら小説家の夢を追い求めるギル・ペンダーは、婚約者のイネスとのパリ旅行で不思議な体験に巻き込まれる。深夜のパリの街を歩くギルは1920年代の文学や芸術の巨匠たちと出会い、過去と現在を行き来しながら、恋と夢の狭間で揺れ動かされ…
配信
パリ13区
多様性に満ちた現代のパリの人間模様をモノクロで繊細に映し出す。
監督: ジャック・オーディアール
2022年に公開された「パリ13区」は特に現代のパリを味わいたい方におすすめの作品。
様々な人種や価値観が交錯する現代のパリの街を、モノクロの映像で捉え、性や国籍を超えた人間のかかわり合いが繊細に描かれています。
あらすじ
台湾系フランス人のエミリーはアフリカ系フランス人の高校教師、カミーユと恋に落ちる。しかしその関係は単なるルームメイトを超えたものには進展しない。一方、法学を学ぶためソルボンヌ大学に復学したノラはコスプレがきっかけで元ポルノスターでカムガール（ウェブカメラを使ったセックスワーカー）だと誤解され、冷やかしの対象に。大学を放校されたノラはカミーユが勤める不動産屋で働くこととなり…
配信
飛行士の妻
フランス恋愛群像劇の旗手が描く、パリの男女の行きずりの恋。
監督: エリック・ロメール
恋愛群像劇の旗手・エリック・ロメール監督の「飛行士の妻」。
特に印象的なのはパリ19区にあるビュット・ショーモン公園での散策シーンで、喧騒から離れたオアシスで出会ったすぐの二人の軽妙なやり取りに心奪われます。
恋人を尾行する物語の展開も面白く、一見の価値のある作品です。
あらすじ
パリの郵便局で働く法科学生のフランソワ。元恋人アンヌに未練たらたらで、まだ心を奪われている。しかし、アンヌは妻子持ちの愛人クリスチャンとの別れを告げられ、混乱する日々。フランソワがアンヌを追いかけるうちに、彼女の愛人を偶然見かけ、別の女性と行動していることを知る。そして、彼の尾行に気づいたリセエンヌ・リュシーが彼を追いかけるという不可思議な展開に。
配信
アメリ
パリに住む個性的で内向きな女性アメリの心の成長を描く。
監督: ジャン＝ピエール・ジュネ
フランス映画といえば、「アメリ」が思い浮かぶ人も多いくらい人気のある作品で、「アメリ」もまた、パリの街を舞台とした映画です。
パリのモンマルトルでカフェの店員として、いつも妄想にふけり、自分の世界に閉じこもりがちなアメリが、人を幸せにすることを覚え、自身の心の成長を遂げる物語。
アメリの部屋の個性溢れるおしゃれなインテリアにも注目。
あらすじ
パリ・モンマルトルのカフェで店員をしているアメリは暇さえあればつい妄想の世界に入り込んでしまう。ある時、アメリは家の中に隠れていた宝箱を発見し、持ち主に返そうと奔走していると、次第に他人を幸せにすることに喜びを感じるようになる。またある時、証明写真の収集が趣味のニノという男性と出会い、恋に落ちるが、自分の気持ちを素直に伝えられず…
配信
ポンヌフの恋人
パリ・ポンヌフ橋を舞台に、孤独な男女の愛を描いた名作。
監督: レオス・カラックス
ポンヌフの恋人は鬼才・レオスカラックス監督の代表作で今でも熱狂的ファンの多い作品です。
パリのポンヌフ橋を舞台にホームレスの大道芸人と目が見えなくなり絶望に陥った女性画学生の愛が描かれます。
パリの夜空に打ち上がった花火をバックに映し出される孤独な二人の姿が心に焼きつく作品です。
あらすじ
ポンヌフ橋で暮らすホームレスの大道芸人・アレックスは交通事故に見舞われ、足を負傷する。しかし、その場にいた失明の危機から家出をしていた女子画学生ミシェルと恋に落ち、二人してホームレス生活が始まるが、やがてミシェルに探索願いが出され・・・
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レオス・カラックスまず観ておきたい3作品。配信はどこで観れる？
5時から7時までのクレオ
60年代のパリ。病への不安を抱えた女性の心の揺れを繊細に描く。
監督: アニエス・ヴァルダ
ヌーヴェルヴァーグと呼ばれるフランス映画の革命期の女性監督アニエス・ヴァルダの作品。
自分は癌ではないかとの不安を抱きながら、癌検査の診断結果を待つ歌手・クレオの5時から7時までの行動や心の揺れ動きが描かれます。
60年代のパリの街の景色をおしゃれな映像とともに楽しめる作品です。
あらすじ
ポップシンガー、クレオ（コリーヌ・マルシャン）は、自身が癌かもしれないという診断待ちの不安に怯えながら、パリの街を彷徨う。医師に7時に会うため心の準備を整えつつも、死と向き合い、友だちや見知らぬ人たちと出会う。人々の無関心にクレオは自分は人形のような存在なのではないかと孤独感を抱く。しかし、公園での見知らぬ人たちとの出会いで少しの安らぎを見出す。彼らの助けで病院へと向かい、医師の告白を待つクレオ。診断結果は…
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パリのどこかで、あなたと
パリのアパートメントの隣同士に住む「運命の人」。お互い知らないまま時は流れ…
「パリのどこかで、あなたと」は2020年に公開された映画で、現代のパリを背景に二人の孤独な男女の姿が描かれています。
パリのアパートメントの隣同士に住み、「運命の人」とも言ってもいいくらい、同じ境遇にある男女はお互いを知らないまま時は流れーー。
現代のパリの風景とを味わいたい方に特におすすめの作品です。
あらすじ
パリの喧騒の中、メラニーとレミーは隣り合うアパートメントで孤独な暮らしをしていた。彼らの人生が交わることなく進んでいたが、それはある秘密の出会いを予感させていた。メラニーはがん治療の研究者として多忙を極め、一方、大きな倉庫で働くレミーは同僚が次々にリストラされ、罪悪感に苛まれる毎日。仕事や恋愛のストレスからレミーは不眠症に、メラニーは過眠症に。やがて、二人とも精神科医のセラピーに通い始め…
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巴里のアメリカ人
ジーンケリーがパリの街を舞う。華麗すぎるタップダンスに酔いしれて。
監督: ヴィンセント・ミネリ
ハリウッドを代表するミュージカルスターのジーン・ケリーが主演のミュージカルで、パリの街を背景に画家として夢を見る青年がキャバレーで出会った女性に恋に落ちる物語。
ジーンケリーの華麗なタップダンスや聞き馴染みのある音楽に、心から純粋に楽しめる作品です。
あらすじ
パリの街で、気ままで才気あふれるアメリカ人画家ジェリー。彼の絵は理解されずにいたが、一人の金持ちな女性が彼を気に入り、保証人に。だが、ジェリーの心は清楚なパリの娘リズに奪われ、二人は深い愛に落ちる。しかし、リズは内緒でジェリーとも親交のある歌手アンリと婚約中であった。
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地下鉄のザジ
イタズラ好きのザジが大人たちを翻弄。パリの街を駆け抜ける。
監督: ルイ・マル
レイモン・クノーの同名小説をルイ・マル監督が映画化した「地下鉄のザジ」。
イタズラ好きの少女・ザジが大人たちを翻弄するコメディ作品。
見知らぬ男に追いかけ回されながら、ザジがパリの街を駆け巡り、笑いに包まれながら「パリ」を堪能できます。
あらすじ
十歳の少女ザジは、母と初めて訪れたパリで、母は彼女を叔父ガブリエルに預けて恋人と姿を消す。ガブリエルは夜のクラブの芸人で、ザジの夢はパリの地下鉄に乗ること。しかし、ストライキで夢破れ、彼女は叔父の友達で優しい運転手シャルルに助けられる。家に到着すると美しい叔母アルベルチーヌが出迎え、翌朝、ザジは一人で地下鉄に向かうが、門が閉まっていて失望する。泣くザジの前に現れた謎の男との奇妙な冒険が始まる…
配信
ドリーマーズ
官能色強め。革命期のパリを背景に危うい関係の若者たちの姿が美しくも儚くーー。
監督: ベルナルド・ベルトルッチ
ドリーマーズは「ラストエンペラー」で有名なベルナルド・ベルトルッチ監督の作品。
作中のルーブル美術館を男女3人で駆けるシーンはフランス映画の名作「突然炎のごとく」のオマージュ。
少し官能色が強い作品ですが、革命期のパリを背景に、危うい関係の若者たちの姿が美しく儚く映し出されます。
あらすじ
パリの’68年、革命の波に揺れ動く中、映画愛好家のアメリカ留学生、マシューは双子の姉妹、イザベルとテオと出会い、家に居候することに。しかし、ある日、彼は二人がベッドで裸で眠っているのを見てしまい、動揺を隠せずにいた…。
配信
花の都パリが舞台の名作映画を堪能しよう。
いかがだったでしょうか。
パリを舞台にした映画はたくさんありますが、今回はその中でもおすすめの作品をご紹介しました。
気になった作品があれば、ぜひ一度観てみてくださいね。
